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【韓国グルメ】ソウル 平壌冷麺 vs 咸興冷麺 徹底比較!本場の名店とその違いを解説

コン・ギ

韓国旅行で冷麺店に入って、メニューに「水冷麺(물냉면)」と「ビビン冷麺(비빔냉면)」が並んでいて迷った経験はありませんか?
実はこの違いの背景には、それぞれ別のルーツを持つ「平壌冷麺(평양냉면/ピョンヤンネンミョン)」と「咸興冷麺(함흥냉면/ハムンネンミョン)」という2つの麺料理があります。

本記事では、韓国の二大冷麺「平壌冷麺」と「咸興冷麺」の違いを歴史とあわせて解説しつつ、ソウルで長年愛され続けている名店もご紹介します。
次に韓国で冷麺を食べる際は、ぜひ食べ比べの参考にしてください。

※本記事の店舗情報(営業時間・価格・アクセス等)は現地の公式情報・グルメメディアをもとに編集部で確認しています。情報確認日:2026年8月8日。営業状況は変更される場合があるため、訪問前に最新情報のご確認をおすすめします。

イタリー君

イタリー君

こんな暑い日が続いたら「冷麺」食いたなるよなぁ〜。

コン君

コン君

ホンマそれ!
ちなみに韓国では冷麺言うても平壌冷麺と咸興冷麺があるって知っとった?然違うって知っとった?

イタリー君

イタリー君

お、おう、も、もち、ちろん 焦

コン君

コン君

正直でよろしい。
使っとう材料も違ったりするのでそこらへんも教えつつオススメ店も教えるわ。

平壌冷麺と咸興冷麺、そもそも何が違う?

同じ「冷麺」という名前がついていても、平壌冷麺と咸興冷麺は麺の材料も味付けもルーツもまったく異なります。
まずは基本の違いを表で整理してみましょう。

平壌冷麺(평양냉면/ピョンヤンネンミョン) 咸興冷麺(함흥냉면/ハムンネンミョン)
麺の主原料 そば粉(メミル)中心 じゃがいも・さつまいも澱粉中心
麺の食感 ブツブツ切れる、素朴な歯ざわり 細くて非常にコシが強く、伸びる
基本の食べ方 水冷麺(물냉면)=冷たい出汁で食べる ビビン冷麺(비빔냉면)=辛いタレで和えて食べる ※水もあります
味の特徴 牛肉やキジ肉、大根の水キムチだしの「슴슴한(あっさり)」味 コチュジャンベースの甘辛いタレに、エイやヒラメの刺身を和えることが多い
発祥 高麗時代の平壌(現・北朝鮮) 咸鏡道(現・北朝鮮)
平壌冷麺と咸興冷麺の主な違い

平壌冷麺とは

平壌冷麺のルーツは高麗時代の平壌にまでさかのぼるといわれ、そば粉を練った麺を水キムチ(トンチミ)の汁や、牛骨・キジ肉から取っただしに冷たく浸して食べたのが始まりとされています。そば粉が主体のためブツブツと切れやすく、初めて食べると「味が薄い」と感じる人も多いのですが、韓国では噛むほどにだしの旨みが感じられる「슴슴한(スムスマン=あっさり)」味こそが本場の味とされ、通が好む「大人の一杯」として親しまれています。

咸興冷麺とは

一方の咸興冷麺は、じゃがいもやさつまいも澱粉を使った、細くて非常にコシの強い麺が特徴です。
もともとは咸鏡道でエイの刺身を使った「회국수(フェグクス)」として食べられていましたが、朝鮮戦争時の興南撤収(1950年)で多くの避難民がソウルや釜山に移り住み、故郷の味を再現する食堂を開いたことで全国に広まりました。コチュジャンベースの甘辛いタレに刺身を和えて食べるビビン冷麺スタイルが主流で、平壌冷麺とは対照的にパンチのある味わいが魅力です。

【平壌冷麺】ソウルの名店3選

あっさりとした本場の味を楽しみたいなら、まずは老舗の平壌冷麺専門店から。どの店も行列必至の人気店なので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。

平壌冷麺(水冷麺)のイメージ

①又来玉(우래옥/ウレオク)

  • 住所:ソウル特別市中区昌慶宮路62-29
  • アクセス:地下鉄2・4・5号線「乙支路4街(ウルチロサガ)」駅4番出口から徒歩約3分(出口を出て路地に入ってすぐ)
  • 創業:1946年
  • 営業時間:11:30〜21:00(ラストオーダー20:20)
  • 定休日:毎週月曜日
  • 冷麺の値段:平壌冷麺・平壌ビビン冷麺ともに18,000ウォン

1946年創業、平壌冷麺の代名詞ともいえる老舗です。牛肉の旨みがしっかり感じられる濃いめのだしが特徴で、行列が絶えない人気店として知られています。冷麺と一緒にプルコギや牛肉料理を頼む常連客が多いのも特徴です。

誰におすすめか:平壌冷麺が初めての方にも比較的食べやすい、コクのあるだしを楽しみたい方向け。
注文方法:メニューは「물냉면(水冷麺)」「비빔냉면(ビビン冷麺)」の2種類。単品でも満足感がありますが、プルコギなど肉料理と一緒に頼むのが地元流です。英語メニューあり。
失敗しないポイント:12〜13時のランチタイムは行列が長くなりやすいので、開店直後の11:30すぎか、14時以降の空いた時間帯を狙うのがおすすめです。月曜定休なので訪問日には要注意。

お店の詳細はミシュランガイド公式サイトでも確認できます。

②乙密台(을밀대/ウルミルデ)

  • 住所:ソウル特別市麻浦区崇文街24
  • 電話:02-717-1922
  • 営業時間:11:00〜22:00(年中無休、旧正月・秋夕などの名節は休業の場合あり)
  • 冷麺の値段:物冷麺16,000ウォン

麻浦エリアの老舗で、シャリシャリとした薄氷の浮いただしと、他店に比べてやや太めでコシのある麺が特徴です。あっさり系の中でも比較的食べやすく、平壌冷麺初心者にもおすすめの一軒です。緑豆チヂミ(녹두전)も看板メニューの一つ。

誰におすすめか:平壌冷麺をこれから試してみたい初心者の方向け。
注文方法:「물냉면」を単品で頼むのが定番ですが、緑豆チヂミをシェアするのもおすすめです。
失敗しないポイント:正確な行き方や最新の混雑状況は地図アプリのレビューも合わせて確認するのが安心です。名節(旧正月・秋夕)期間は休業する場合があるため、訪問前に営業状況を確認してください。

③筆洞麺屋(필동면옥/ピルドンミョノク)

  • 住所:ソウル特別市中区西厓路26(忠武路駅付近)
  • 営業時間:月〜土 11:00〜20:20(ブレイクタイム13:00〜17:00)
  • 定休日:毎週日曜日
  • 冷麺の値段:14,000ウォン

澄んだ透明なだしが特徴で、韓国のテレビ番組でも紹介された老舗です。だしにお好みで唐辛子粉を少量加えて味の変化を楽しむのが地元流。すっきりとした後味で、他店に比べてもクセが少なく食べやすいと評判です。

誰におすすめか:クセの少ないあっさり味を試したい方向け。
注文方法:冷麺のほか、製肉(제육、200gで30,000ウォン)や餃子(접시만두、14,000ウォン)を合わせて頼む人も多いです。
失敗しないポイント:13:00〜17:00はブレイクタイムで入店できないため要注意。日曜定休なので訪問日を事前に確認しましょう。

お店の詳細はミシュランガイド公式サイトでも確認できます。

【咸興冷麺】ソウルの名店1選

辛いものが好きな方や、コシの強い麺を楽しみたい方には咸興冷麺がおすすめです。ソウルでは中区・五壮洞(オジャンドン)が咸興冷麺の聖地として知られています。

咸興冷麺(ビビン冷麺)のイメージ

五壮洞咸興冷麺(오장동함흥냉면/オジャンドンハムンネンミョン)

  • 住所:ソウル特別市中区マルンネ路108
  • アクセス:地下鉄1・4号線「東大門歴史文化公園」駅6番出口から徒歩約5分(約346m)
  • 創業:1953年
  • 営業時間:11:00〜22:00(ブレイクタイム15:30〜17:00)
  • 会冷麺(フェネンミョン)の値段:15,000ウォン

1953年、興南撤収で避難してきた咸鏡道出身者が五壮洞に開いた老舗で、看板メニューの会冷麺(회냉면)は、コシの強い麺に甘辛いタレとピリッと辛い刺身を和えた、咸興冷麺の王道の味を楽しめます。周辺の「五壮洞冷麺通り」には同系統の老舗が並んでいるため、店名を確認してから入店してください。

誰におすすめか:コシの強い麺とピリ辛のタレが好きな、辛党の方向け。
注文方法:看板メニューの会冷麺(회냉면)を注文するのが定番です。
失敗しないポイント:15:30〜17:00はブレイクタイムのため入店不可。近隣に似た名前の店が複数あるため、住所(マルンネ路108)を確認して入店しましょう。駐車場は有料(1,000ウォン)でバレット対応。

まとめ|あっさり派なら平壌、パンチ重視なら咸興

同じ「冷麺」という名前でも、そば粉のあっさりとした平壌冷麺と、コシの強い麺に甘辛いタレを和える咸興冷麺とでは味わいがまったく異なります。韓国では「初めては物足りなく感じても、だんだん平壌冷麺の魅力にハマる」と言われるほど、通に愛される奥深い一杯です。まずは食べやすい咸興冷麺から、慣れてきたら平壌冷麺にも挑戦してみるのもおすすめです。

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この記事を書いた人
コン・ギさん
コン・ギさん
韓国居住経験あり、年間最低でも20回は訪問
在日コリアン4世のコンです。
韓国での居住経験があり、現在も仕事や旅行で定期的に韓国を訪問しています。
ソウル・釜山を中心に、実際に訪れた飲食店、旅行情報、韓国の最新トレンドを紹介しています。
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